HAWKINS ソール交換 履き口補修 Part1

 

15〜20年くらい前に購入されたホーキンスブーツを復活させたいとご依頼いただきました。

 

履き口の部分がナイロンストッキングのような素材で作られていて縫い目から破けてはずれてしまい、素材がベトベトになっていました

。同じくらいの厚さの革で作成し直します。

 

くずくずになった古いコルクなどをきれいにクリーニング。

折れたシャンクを交換し、コルクを敷き詰め直し、中もしっかり整えます。

 

 

グッドイヤー製法なのでミッドソールをグッドイヤーマシーンでステッチしたいところなのですが、ウェルトの素材がプラスチックのような素材+経年なのでマシーンをかけると割れてしまいそうなので慎重にハンドステッチしました。

 

All Round といってステッチが一周しているので、手縫いだと時間がかかりますが元のステッチ穴に返せるので仕上がりがとてもきれいです。

 

ロンドン修業時代はマシーンの使い方も習いましたが、ハンドソーンなど手作業でできることも習いました。

というのもいつのことだったかカムデンタウンで働いているときに大計画停電のような時期があって日中電気が使えませんでした。

フルソールリペアをはじめ仕事は山のようにあったので、必要に迫られながらも大事なことを習うことができました。

 

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