sergio rossi リペア part1

まだまだ日中は暑い日がありますが、夜は冷え込んできました。

そろそろブーティーが活躍する時期ですね!年末にかけてパーティーも増えてきている時期です。おしゃれな方はもうご用意し始めていますよ!本気で寒くなる前に、寒くなってから間際でバタバタして駆け込まないようにリペアのご依頼はお早めに!

sergio rossi /セルジオ・ロッシ

Before

20151003b1つま先部分のレザーソールが欠けて(減って、擦れて)いると、ラバースティックオンソールする際に綺麗に仕上がりません=レザーソールのない部分にラバーを取り付けることができないんです。

つま先部分が減っている、と言ってもなかなかわかりずらいかもしれないので、こちらでご確認ください。

20151003b2この部分が減ってなくなってしまった部分

20151003b2:2この部分は、レザーソールがあるときは隠れていますが、下の画像の2つの矢印で指した部分は同一なので=アッパー(本体のスゥエード部分)なんですね。この部分にラバーを取り付けることができない、っていうことなんです。

20151003b2:2レザーソールの張替えにも使用するグレードの良いレザーでリペアします。トリムやソールのエッジの角度もオリジナルと同じにします。

「どうせラバーで見えなくなるんじゃないの?直さないでラバー張っちゃってもいいんじゃないの?」

ノーノーノー!そうじゃないんですよ。ちゃんと同じように作ってあげないと、厚みも違ってきますし、そうするとはがれやすくなります。それに直さないでアッパーに貼り付けるなんて、当店では絶対にやりません、ていうかそんなことできません。側面から見たときにも段差が出ますし。結構ね、目立つんですよ。

私はわかりますよ。すれ違う人でも、エッジのトリムの処理が見えちゃうんで、下手なところに修理に出したんだなーとか。一番すごいなと思ったのは、わー!綺麗なリペアー!と思って追い越してどんな人か見たらうちのお客様でした(実話)

まずは第一段階

20151003b4第2段階

20151003b5第3段階

20151003b6細部の処理まできちんと綺麗に仕上げて、Toe Repair終了です。

ここまで綺麗に仕上げて、両足3780円〜4320円 です。

でも、できればこのリペアをしないで、減ってしまう前にラバースティックオンソールで保護してあげるのがベストなんですが、今のレディースのソールって、ほんっっと薄いので早い人は10分で磨耗させてしまうんです。。。今回のお客様はワンシーズンでこの減り方なので、素晴らしく綺麗に履かれているんですね。通常は10分とか1、2回履いたらこうなってしまうので、早く履きたい気持ちは重々承知しておりますが、つま先部分には、注目して注意して早めにていうか早くラバーで保護して履いていただければ、と思います。

また別のお客様のセルジオ・ロッシ

20151003b7上の画像でお分かり頂けると思いますが、ソールがどれだけ薄いかというと1ミリあるかないか。。。メンズの皆様もその辺や、それも女心なんだと分かってレディーに接していただけると、モテると思いますよ(笑 

20151003b8そしてこのセルジオさん、1−2回履いて飲みに行って酔っ払ってすっ転んで、ずざーっとやっちゃったらしく。飲みに行くときに気をつけていただきたいのは、お酒が床にこぼれていることが多いので、濡れた床からレザーソールが水分を吸い上げてしまい、レザーが柔らかくなって弱くなっているので通常よりもレザーソールにダメージが加わるということ。レザーソールは保護してから飲みに行くのがいいと思います!

うちのレディーたち、「酔っ払ってぇ〜そんで転んじゃってぇ〜」が多いんですよねぇwなので、もしそうなっても免疫あるから安心してくださいね!

Part2に続く!

 

 

 

 

 

 

 

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